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2026/06/05

中古マンション リノベ向き物件の選び方完全ガイド

中古マンション リノベ向き物件の選び方完全ガイド 画像

目次 ※タイトルからジャンプできます

1. 構造を見極める:ラーメン構造 vs 壁式構造

2. 配管方式と管理状態で「買ってはいけない物件」を見抜く

3. 資金計画:物件+リノベを一体型ローンにまとめる

4. まとめ

結論:中古マンションのリノベ向き物件は「ラーメン構造・床スラブ上配管・修繕積立金252円/㎡以上・築15〜25年」の4条件が揃ったものを選ぶことが、後悔のない物件選びのカギです。

「理想の間取りにしたいのに、購入後にリノベできないと言われた」――そんな後悔をする方が後を絶ちません。

中古マンションのリノベーションは、物件選びの段階から成否が決まります。構造・配管・管理状態の3点を見落とすと、「やりたい工事ができない」「予想外の修繕費が発生する」という事態に直結します。東京23区の中古マンション成約単価は約118〜131万円/㎡(2025年12月時点)で上昇が続いており(出典:住研リノベーション)、失敗できない買い物だからこそ事前の知識が重要です。

この記事では、リノベ会社が実際に使う「物件選びの4条件」と資金計画の組み立て方を、初めて中古マンションを購入する方にもわかりやすく解説します。

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構造を見極める:ラーメン構造 vs 壁式構造

中古マンションのリノベーション向き物件を選ぶ際に確認すべき構造種別(ラーメン構造と壁式構造)の違いを示す図

リノベーションの自由度は、まず建物の構造で決まります。ラーメン構造なら間仕切り壁を自由に動かせますが、壁式構造では耐力壁の撤去ができず、間取り変更に大きな制約が生じます。中古マンションを購入する前に必ず確認すべき最重要事項です。

ラーメン構造は柱・梁で荷重を支えるため、室内の間仕切り壁はほぼすべて撤去・移動が可能です。一般的に6階建て以上のマンションに多く採用されており、LDKを広げたい・個室を増やしたいといった大きな間取り変更が実現しやすいです。

一方、壁式構造は壁そのものが建物を支えているため、耐力壁は撤去できません。5階建て以下の低層マンションに多く見られます。壁式でも内装工事や水回り設備の交換は可能ですが、間取りの大幅変更は難しくなります。購入前に必ずリノベ会社に相談して「どこまで変更可能か」を確認することが不可欠です。

ラーメン構造と壁式構造の違いは何ですか?

ラーメン構造は柱と梁で建物を支え、間仕切り壁を自由に変更できますが、壁式構造は壁が荷重を負担するため耐力壁の撤去ができません。間取り変更を重視するなら、購入前に登記情報や建物図面で構造種別を確認し、リノベ会社に診断を依頼しましょう。一般的に6階建て以上はラーメン構造、5階建て以下は壁式構造のケースが多いですが、必ずしも階数だけで判断できないため専門家への確認が必須です。

ラーメン構造とは?
鉄筋コンクリート造の建物で、柱と梁(はり)を剛接合して荷重を支える構造形式。間仕切り壁は構造的な役割を持たないため撤去・移動が自由にできます。中古マンションでリノベーションを前提に購入する場合、まずこの構造かどうかを確認することが最優先事項です。

構造種別 主な階数目安 間取り変更の自由度 リノベ向き度
ラーメン構造 6階建て以上が多い 間仕切り壁を自由に変更可 ◎ 高い
壁式構造 5階建て以下が多い 耐力壁は撤去不可・制約大 △ 要確認

このセクションのポイント

  • 6階建て以上はラーメン構造が多く、間取り変更の自由度が高い
  • 5階建て以下の壁式構造は耐力壁を撤去できず、間取り変更に制約がある
  • 購入前に必ずリノベ会社に構造確認を依頼すること

配管方式と管理状態で「買ってはいけない物件」を見抜く

中古マンションのリノベーションで確認すべき床スラブ上配管と管理状態チェックのポイントを示す図

配管方式と修繕積立金は、購入後に「やり直せない」要素です。この2点を見落とすと、水回りの移動ができなかったり、将来の大規模修繕で数十〜百万円単位の一時金を請求されるリスクがあります。構造と同様、物件購入の判断基準として必ず確認してください。

修繕積立金が安い物件を選んでも大丈夫ですか?

修繕積立金が安すぎる物件は将来の一時金徴収リスクが高く、注意が必要です。国土交通省のガイドラインによる修繕積立金の適正額の目安は月額252円/㎡です(出典:国土交通省 マンションの修繕積立金に関するガイドライン)。この額を大幅に下回る物件は積立不足となっており、将来的に100万円を超える一時金を求められる可能性があります。たとえば70㎡なら適正積立金は月約17,640円(252円×70)が目安です。

床スラブ上配管と床スラブ貫通配管の違いは何ですか?

床スラブ上配管ならキッチン・浴室の移動が可能ですが、床スラブ貫通配管では水回りの位置が固定されます。スラブ貫通方式は築30年以上の古い物件に多く、排水管がコンクリートスラブを貫通して下階の天井内を通っているため、水回りの移設ができません。購入前に管理組合や売主に確認するか、リノベ会社に現地調査を依頼しましょう。

配管方式 水回りの移動 多い築年数 リノベ向き度
床スラブ上配管 可能(自由度高) 築20年以内が多い
床スラブ貫通配管 不可(位置固定) 築30年以上が多い

管理状態の確認は、修繕履歴・長期修繕計画・管理組合の議事録の3点セットを必ず取り寄せましょう。リノベ向きとされる築15〜25年の物件は1回目の大規模修繕(外壁・防水)が完了済みで管理状態の確認がしやすく、物件価格も割安なケースが多いです。

このセクションのポイント

  • 修繕積立金の適正額は月252円/㎡(国交省ガイドライン)。大幅に下回る物件は要注意
  • 床スラブ上配管なら水回り移動が可能、スラブ貫通配管では位置が固定される
  • 修繕履歴・長期修繕計画・管理組合議事録を必ず確認する

資金計画:物件+リノベを一体型ローンにまとめる

中古マンションのリノベーション費用と一体型住宅ローンを活用した資金計画の全体像を示す図解

物件購入費とリノベ費用を別々にローンを組むのは損です。一体型住宅ローンにまとめることで、低金利・長期返済が適用でき、月々の返済負担を大幅に抑えられます。リフォームローン単体では金利が年2〜3%と高くなりますが、一体型なら住宅ローン金利(変動で年0.3〜0.6%程度)が適用されます。

中古マンションのリノベーションにかかる費用の目安はいくらですか?

東京23区での中古マンション購入+スケルトンリノベーションの総額目安は3,000〜7,000万円です。60㎡のスケルトンリノベーション費用は900〜1,400万円(1㎡あたり15〜23万円)が相場です(出典:住研リノベーション)。物件価格は2025年12月時点で約118〜131万円/㎡で推移しており(出典:住研リノベーション)、これらを一体型ローンでまとめることで月々の返済が抑えられます。

リノベ範囲 費用相場(60㎡) 特徴
部分リノベ(水回りのみ) 200〜500万円 キッチン・浴室・トイレの設備更新
フルリノベ(内装全面) 600〜900万円 床・壁・天井・建具をすべて刷新
スケルトンリノベ 900〜1,400万円 コンクリートまで解体し間取りから設計

一体型住宅ローン(リノベ一体型ローン)とは?
物件購入費とリノベーション工事費を合算して住宅ローンとして一本化できる融資商品。リノベ費用だけをリフォームローンで借りると金利が年2〜3%と高くなりますが、一体型なら住宅ローン金利(現在変動で年0.3〜0.6%程度)が適用されます。長期返済と組み合わせることで月々の負担を大幅に抑えられるため、物件探しと並行して銀行とリノベ会社の両方に早めに相談することをおすすめします。

一体型ローンを使う際は、物件購入前にリノベ会社と銀行の両方へ早めに相談することが重要です。融資条件(物件の築年数・担保評価)によっては希望額が借りられないケースもあるため、資金計画は物件探しと並行して進めましょう。

このセクションのポイント

  • 物件費+リノベ費は一体型住宅ローンにまとめると低金利・長期返済で有利
  • スケルトンリノベの費用相場は60㎡で900〜1,400万円(1㎡=15〜23万円)
  • ローン審査は物件探しと並行して早めに動くことが重要

まとめ

中古マンションのリノベーションを成功させるためには、物件選びの段階で「構造・配管・管理状態・資金計画」の4点を必ず確認することが不可欠です。ラーメン構造で床スラブ上配管、修繕積立金が252円/㎡以上の築15〜25年の物件を選ぶことが、後悔のないリノベーションへの最短ルートです。

物件探しの段階からリノベ会社に同行してもらい、構造や配管を一緒に確認することを強くおすすめします。東京23区では中古マンションの価格上昇が続いているため(約118〜131万円/㎡、2025年12月時点)、スピード感を持って動くことも大切です。資金計画については、物件価格+リノベ費用を一体型住宅ローンでまとめることで月々の負担を最小化できます。株式会社ビスタでは物件選びの段階からワンストップでサポートしており、「この物件はリノベできる?」「予算はどう組む?」といったご相談を無料でお受けしています。

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よくある質問

Q1. 中古マンションのリノベーションで失敗しないために、物件購入前に確認すべきことは何ですか?

A. 「構造(ラーメン構造か壁式構造か)」「配管方式(床スラブ上か貫通か)」「修繕積立金の積立額(252円/㎡以上が目安)」の3点が最重要です。購入前にリノベ会社と一緒に物件を内見し、希望のリノベが実現できるかを確認してから契約することをおすすめします。

Q2. 壁式構造のマンションはリノベーションできませんか?

A. 壁式構造でも水回り設備の更新や内装のリノベーションは可能です。ただし耐力壁の撤去ができないため、大きな間取り変更は制約を受けます。「どこまでの変更が可能か」を購入前にリノベ会社に確認することが重要です。

Q3. 中古マンションのリノベーションに適した築年数はありますか?

A. 築15〜25年が最もリノベ向きとされています。1回目の大規模修繕が完了済みで管理状態の確認がしやすく、物件価格も新築比で割安なケースが多いためです。築30年超は配管の老朽化や修繕積立金不足のリスクが高まるため注意が必要です。

Q4. 物件購入前にリノベーション会社に相談するタイミングはいつがベストですか?

A. 物件探しの段階から相談するのがベストです。内見の際にリノベ会社のスタッフに同行してもらうことで、構造・配管・間取りの可能性を現地で確認できます。購入後に「希望のリノベができない」と判明するリスクを大幅に減らすことができます。

Q5. 修繕積立金が安い物件は将来どんなリスクがありますか?

A. 修繕積立金が国交省ガイドライン(252円/㎡/月)を大幅に下回る物件は、将来の大規模修繕時に一時金(数十〜百万円超)を請求されるリスクがあります。物件資料の「修繕積立金の額」と「長期修繕計画」を必ず確認し、積立不足の物件は購入を慎重に検討してください。

監修:株式会社ビスタ

東京都練馬区を拠点に、中古マンション・戸建てのフルリノベーションから水回り・断熱の部分リノベまで対応。施工実績豊富な専門スタッフが、補助金活用から物件選びまでワンストップでサポートしています。

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