2026/08/28
断熱リノベーション費用と優先順位完全ガイド【2026年版】
![]()
目次 ※タイトルからジャンプできます
1. 断熱リノベーションの費用相場|内窓から全体断熱まで
2. 戸建て・マンション別|断熱工事の優先順位と選び方
3. 2026年の断熱リノベ補助金|3制度の使い分けガイド
4. まとめ
結論:断熱リノベーションは「窓→天井・屋根裏→床→壁」の順で着手するとROIが最大。費用は内窓のみ10〜30万円から全体断熱250万円超まで幅広く、2026年補助金を組み合わせれば実質負担を大幅に圧縮できます。
「エアコンをフル稼働しているのに部屋が涼しくならない」「冬は窓際が寒くて結露がひどい」——そんな悩みを抱えている方は、住まいの断熱性能に原因があるかもしれません。
断熱リノベーションは光熱費を下げるだけでなく、夏の猛暑・冬の冷え込みによる体へのダメージを防ぎ、住まいの快適性を根本から変えます。しかし「どこから手をつければよいのか」「戸建てとマンションで何が違うのか」が分からず、一歩踏み出せない方が多いのも事実です。
この記事では、断熱リノベーションの費用相場・工事の優先順位・2026年の補助金活用法を、戸建て・マンション両タイプで横断的に解説します。「どこから始めれば一番お得か」が明確になる「断熱工事の選び方マトリクス」もご紹介します。
断熱リノベーションの費用相場|内窓から全体断熱まで

断熱リノベーションの費用は、工事範囲によって10万円台から500万円超まで大きく変わります。まず全体像を把握し、自分の住まいに合った工事規模を判断することが第一歩です。
リフォーム産業新聞(2021年調査)によると、断熱リフォームの平均施工費用は172万円(出典:rehome-navi 断熱リフォーム費用調査)。ただしこれは中規模工事を含む平均値であり、「内窓だけ」なら10〜30万円、「戸建て全体断熱」なら250〜500万円と工事範囲で大きく変わります。
断熱リノベーションの費用はいくらかかりますか?
工事範囲によって10万円台〜500万円超と幅があります。内窓設置(1か所)は3〜10万円(腰高窓〜大型掃き出し窓)、マンション全体の内断熱パッケージは80〜150万円、戸建て全体断熱は250〜500万円が目安です(出典:主婦の友リノベーション 断熱工事費用解説)。
| 工事種別 | 費用目安 | 対象住居 | 工期目安 |
|---|---|---|---|
| 内窓設置(1か所) | 3〜10万円 | 戸建て・マンション両方 | 半日〜1日 |
| 内窓設置(全室) | 10〜30万円 | 戸建て・マンション両方 | 1〜2日 |
| 天井・屋根裏断熱 | 30〜80万円 | 主に戸建て | 3〜5日 |
| 床下断熱 | 20〜60万円 | 主に戸建て | 2〜4日 |
| 壁断熱(内断熱) | 80〜200万円 | 戸建て・マンション両方 | 2〜4週間 |
| マンション全体パッケージ | 80〜150万円 | マンション専有部 | 2〜3週間 |
| 戸建て全体断熱 | 250〜500万円 | 戸建て | 1〜2ヶ月 |
住宅から逃げる熱・侵入する熱の約50〜60%が窓からです。残る40〜50%を壁・床・天井が担います。窓の断熱改修が「最初の一手」として最もコスパが高い理由はここにあります(出典:主婦の友リノベーション 断熱解説)。
このセクションのポイント
- 断熱リノベーションの平均費用は172万円だが、内窓のみなら10〜30万円で実現できる
- 熱の出入りの50〜60%は窓が担っており、窓対策が費用対効果ナンバーワン
- 工事範囲・住居タイプで費用は大きく変わるため、見積もり前に優先順位を決めることが重要
戸建て・マンション別|断熱工事の優先順位と選び方

戸建てとマンションでは、断熱工事の「できること・できないこと」が根本的に異なります。マンションは管理組合の制約で外壁・屋上などの共用部は原則改修不可ですが、専有部(室内側)の内窓・内断熱・床断熱で体感性能を大幅に改善できます。
マンションでも断熱リノベーションはできますか?
はい、できます。ただし工事できる範囲は「専有部(室内側)」に限られます。外壁・屋上・共用廊下側のサッシは共用部扱いのため管理組合の許可なしに改修できません。しかし内窓の設置・室内側への断熱材貼付・床下(フローリング下)への断熱材充填は専有部工事として自由に実施できます。
戸建てとマンションで断熱工事の優先順位はどう違いますか?
住居タイプによって工事できる部位が異なるため、優先順位も変わります。以下のマトリクスで自分の住まいに合った着手順序を確認してください。
| 優先順位 | 工事部位 | 戸建て | マンション | 熱損失カバー率 |
|---|---|---|---|---|
| ①(最優先) | 窓(内窓・ペア窓交換) | ◎ 可能 | ◎ 内窓は可能 | 約50〜60% |
| ② | 天井・屋根裏断熱 | ◎ 可能 | △ 最上階のみ(要確認) | 夏の熱気遮断に効果大 |
| ③ | 床下断熱 | ◎ 可能 | ◎ 専有部内で可能 | 冬の底冷え解消 |
| ④ | 壁断熱(内断熱) | ◎ 可能 | ◎ 室内側に限り可能 | 全体断熱性能を底上げ |
| ⑤(要確認) | 外壁断熱・屋上断熱 | ◎ 可能 | ✕ 共用部のため原則不可 | 最大効果だが大規模工事 |
ポイント1 戸建ての断熱工事|天井・屋根裏から始めるのが正解
戸建ての場合、窓の次に優先すべきは天井・屋根裏断熱です。特に真夏、屋根から侵入する輻射熱は室温を2〜5℃押し上げます。屋根裏にグラスウールや吹付ウレタンフォームを充填する工事は30〜80万円が相場で、エアコン稼働時間を大きく削減できます。
床下断熱(20〜60万円)はフローリング下に断熱材を充填する工事で、冬の底冷えに即効性があります。壁断熱(80〜200万円)は効果が高い反面、仕上げ材の撤去・復旧を伴うため費用が大きくなります。フルリノベ時に合わせて実施するのが最もコスパが高い選択です。
ポイント2 マンションの断熱工事|内窓+床断熱の「部分断熱」で体感を大きく変える
マンションで最も即効性が高い組み合わせは「内窓+床断熱」のセット施工です。内窓(二重窓)の設置は既存サッシの内側に取り付けるだけで1〜2日で完了し、窓からの熱損失を大幅に低減します。同時に床断熱(フローリング下への断熱材充填)を実施すると、夏の涼しさ・冬の暖かさの両方を体感できます。
急激な温度変化で血圧が大きく変動し、心筋梗塞・脳卒中を引き起こす現象。日本では年間約1.9万人がヒートショック関連の事故で亡くなっています(出典:消費者庁 事故情報)。断熱リノベーションでリビングと脱衣所・浴室の温度差をなくすことが最大の予防策です。
このセクションのポイント
- マンションは専有部(室内側)の工事なら管理組合の制約なく断熱改修できる
- 戸建ての工事優先順位は①窓→②天井・屋根裏→③床→④壁の順でROIが高い
- マンションは「内窓+床断熱」のセット施工が体感効果と費用対効果のバランス最良
2026年の断熱リノベ補助金|3制度の使い分けガイド

2026年は断熱リノベーションに活用できる補助金制度が3つ用意されています。制度によって対象工事・補助率・申請窓口が異なるため、自分の工事内容に合った制度を選ぶことが重要です。
ポイント3 先進的窓リノベ2026事業|窓工事の最大補助額は100万円
窓のリノベーションに特化した補助金で、1戸あたり最大100万円が補助されます。内窓設置・既存窓の交換・ガラスの高性能化が対象で、戸建て・マンションどちらも申請可能です(出典:環境省 先進的窓リノベ2026事業)。補助率は工事費用の最大50%で、複数の窓をまとめて改修するほど補助額が大きくなります。
ポイント4 みらいエコ住宅2026事業と子育てグリーン住宅支援事業
断熱改修を含む住宅全体のリノベーションには「みらいエコ住宅2026事業」が活用できます。断熱等級4以上へのグレードアップ工事が対象で、改修内容によって最大60万円の補助が受けられます。子育て世帯・若者夫婦世帯(夫婦いずれかが39歳以下)は「子育てグリーン住宅支援事業」でさらに手厚い支援(最大160万円)を受けられます(出典:国土交通省 子育てグリーン住宅支援事業)。
| 制度名 | 主な対象工事 | 最大補助額 | 対象者 |
|---|---|---|---|
| 先進的窓リノベ2026事業 | 内窓設置・窓交換・ガラス高性能化 | 100万円/戸 | 戸建て・マンション(所有者) |
| みらいエコ住宅2026事業 | 断熱等級4以上へのグレードアップ工事 | 60万円/戸 | 戸建て・マンション |
| 子育てグリーン住宅支援事業 | 断熱・省エネ改修(高い断熱等級への引上げ) | 160万円/戸 | 子育て世帯・若者夫婦世帯 |
複数制度の併用も可能なケースがあります。例えば「先進的窓リノベ」で内窓補助を受けながら「みらいエコ住宅」で壁・床の断熱補助を申請するといった組み合わせについては、各補助金の事務局に事前確認することをお勧めします。
このセクションのポイント
- 2026年は窓専用の「先進的窓リノベ事業(最大100万円)」・総合断熱の「みらいエコ住宅事業(最大60万円)」・子育て世帯向け「子育てグリーン住宅支援事業(最大160万円)」の3制度が活用可能
- 補助制度は工事着工前に申請・登録が必要なため、施工業者と早めに連携することが重要
- 複数制度の組み合わせで実質負担をさらに削減できる場合があるため、補助金の窓口に事前相談を
まとめ
断熱リノベーションの費用と優先順位について、戸建て・マンション別に整理してきました。最も大切なポイントは「窓から始める」という原則です。熱の出入りの50〜60%を占める窓の断熱改修が、費用対効果ナンバーワンの選択です。内窓1か所ならわずか3〜10万円から始められ、2026年の補助金(先進的窓リノベ事業)を活用すれば実質負担をさらに抑えられます。
マンションにお住まいの方は「専有部の内窓+床断熱」のセット施工が体感効果と費用対効果のベストバランスです。戸建ての方は窓の次に天井・屋根裏断熱を優先し、フルリノベのタイミングで壁断熱まで踏み込むと最大の効果が得られます。
補助金は申請タイミングと工事着工のタイミングが厳格に定められているため、「まず業者に相談→補助金申請→工事着工」の順序を守ることが重要です。株式会社ビスタでは補助金の申請サポートから工事まで一貫してサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q1. マンションで断熱リノベーションはできますか?
A. はい、できます。マンションの専有部(室内側)であれば、内窓の設置・床下断熱・室内側への断熱材貼付などは管理組合の許可なしに実施できます。ただし外壁・屋上・共用廊下側のサッシは共用部扱いのため改修できません。まずは管理規約を確認し、施工業者とともに対応可能な工事範囲を整理することをお勧めします。
Q2. 断熱リノベーションで光熱費はどのくらい下がりますか?
A. 工事範囲によって異なりますが、内窓だけの改修で年間約0.3〜2.1万円の削減、全体断熱(窓+天井+床+壁)では年間5〜15万円程度の削減効果が見込まれます。断熱等級を現行基準(UA値0.6以下)まで引き上げると、エアコンの稼働時間が30〜50%削減される事例も報告されています。元を取る期間は工事費と光熱費削減額によって変わるため、業者に具体的な試算を依頼することをお勧めします。
Q3. 断熱リノベーションに使える2026年の補助金はいくらですか?
A. 2026年は主に3制度が利用可能です。窓工事専用の「先進的窓リノベ2026事業」で最大100万円、断熱等級向上工事対象の「みらいエコ住宅2026事業」で最大60万円、子育て世帯・若者夫婦世帯向けの「子育てグリーン住宅支援事業」で最大160万円です。補助金は工事着工前の申請が原則のため、業者と早めに連携することが大切です。
Q4. 断熱工事はどこから始めるのが一番効果的ですか?
A. 住宅の熱損失の50〜60%を占める「窓」から始めるのが最も費用対効果が高い選択です。内窓設置は1か所3〜10万円と比較的安価で、補助金も使えます。次いで天井・屋根裏断熱(戸建て)または床断熱(マンション)の順に着手すると、投資対効果が最大化されます。
監修:株式会社ビスタ
東京都練馬区を拠点に、中古マンション・戸建てのフルリノベーションから水回り・断熱の部分リノベまで対応。施工実績豊富な専門スタッフが、補助金活用から物件選びまでワンストップでサポートしています。
📍 東京都練馬区 | 🏠 リノベーション・リフォーム | 🔗 公式サイト
関連記事
・マンションの断熱リノベーションで「夏の暑さ」を解消する方法|内窓・内断熱の費用と先進的窓リノベ2026補助金を徹底解説
・夏の「室内が暑すぎる」を解消するリノベーション|戸建ての屋根・天井・床断熱の費用と効果完全ガイド【2026年版】
・夏・冬の光熱費を下げる断熱リノベーション完全ガイド|マンション・戸建て別の優先工事と費用対効果を徹底解説【2026年版】
この記事を書いた人
代表取締役橋本 純
リノベーションを人生最高の体験に!
リノベ会社経営10年以上|累計施工実績10000件
リノベーション











