2026/07/10
間取り変更リノベ費用・構造チェック【2026】
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目次 ※タイトルからジャンプできます
1. マンションの構造種別で変わる間取り変更の自由度
2. 工事種別ごとの費用相場と工期の目安
3. マンション管理規約申請と失敗パターン3選
4. まとめ
結論:間取り変更リノベーションはマンションの構造種別(ラーメン構造か壁式構造か)を事前確認するだけで工事の可否が8割決まります。LDK拡張は50〜120万円(広面積・高グレード仕上げの場合は150万円程度になることも)、水回り移動は+100〜400万円が目安で、管理規約申請を忘れると工事中止命令になるため注意が必要です。
「リビングをもっと広くしたい」「壁を取り払って開放的な空間にしたい」——そう思ったとき、いちばん重要な第一歩は何かご存じですか?
間取り変更リノベーションは夢の広がる工事ですが、マンションの場合は構造の種類によって「撤去できる壁」と「絶対に撤去できない壁」が明確に分かれます。これを知らずに計画を進めると、後から構造補強費が発生したり、管理組合から工事中止を命じられたりする失敗につながります。
この記事では、間取り変更リノベーションを検討している30〜50代の方に向けて、マンション構造種別の見分け方・工事種別ごとの費用相場・管理規約申請の手順・よくある失敗パターンを一記事で徹底解説します。
マンションの構造種別で変わる間取り変更の自由度

マンションの間取り変更リノベーションで最初に確認すべきことは、建物の構造種別が「ラーメン構造」か「壁式構造」かです。この違いだけで壁の撤去できる範囲が大きく変わり、工事の可否と費用が根本的に異なってきます。物件を契約する前に必ず確認してください。
マンションで間取り変更できない壁はどれですか?
「耐力壁(構造壁)」は撤去できません。耐力壁は建物全体の荷重を支える構造上の要となる壁で、撤去すると建物の安全性が損なわれます。一方、間仕切り壁(内壁)は撤去または移動できる場合がほとんどです。見分けるポイントは設計図書(竣工図)の確認と、専門家による現地調査です。
ラーメン構造:柱と梁(はり)のフレームで建物を支える構造。壁は荷重を受けないため、間仕切り壁の撤去・移動の自由度が高い。マンションでは主に中高層(5階建て以上)に多い。
壁式構造:壁そのものが荷重を受ける構造。耐力壁が多く、壁の撤去には厳しい制限がある。主に低層マンション(5階建て以下)に多い。
どちらの構造かは、管理組合への問い合わせ・竣工図書の確認・構造設計士の調査で判断できます。
| 比較項目 | ラーメン構造 | 壁式構造 |
|---|---|---|
| 建物の荷重を支えるもの | 柱・梁 | 壁 |
| 多い建物タイプ | 中高層マンション(5階以上) | 低層マンション(5階以下) |
| 間仕切り壁の撤去 | 比較的自由にできる | 耐力壁が多く制限が多い |
| LDK拡張のしやすさ | 高い(開放的なLDKを実現しやすい) | 低い(構造補強が必要になりやすい) |
| 間取り変更の向き・不向き | 向いている | 制約が多い(専門家確認が必須) |
戸建ての場合は間取り変更の自由度がマンションより高いですが、旧耐震基準(1981年以前)の木造住宅は耐震診断が前提です。耐力壁を撤去する場合は、同等の耐震性を確保するための補強工事が必要になります。リノベーション計画と耐震補強を同時進行することで費用効率を高めることができます(出典:建築・住宅関連コラム 2025年版)。
このセクションのポイント
- マンションの間取り変更では構造種別(ラーメン構造か壁式構造か)の確認が最優先
- ラーメン構造は間仕切り壁の撤去自由度が高く、壁式構造は耐力壁が多く制限がある
- 戸建ては自由度が高いが、旧耐震(1981年以前)は耐震診断を先行させること
工事種別ごとの費用相場と工期の目安

間取り変更リノベーションの費用は工事の範囲によって大きく異なり、壁1枚の撤去なら10〜30万円から、スケルトンリノベ全体では70㎡で1,190万円が業界平均です。工事の目的と予算を明確にしたうえで、優先順位をつけて計画することが費用超過を防ぐカギです。
壁を撤去してLDKを広げる工事はいくらかかりますか?
壁1枚の撤去(仕上げ込み)は一般的に10〜30万円、和室との一体化によるLDK拡張は50〜120万円が目安です。広い面積や高グレード仕上げを含む場合は150万円程度になることもあります。また、撤去する壁が構造壁への補強を必要とする場合は、補強費用として+30〜80万円が別途かかります。工事前に設計士や施工会社による構造調査を必ず行いましょう(出典:リホームナビ「壁撤去リフォームの費用相場」)。
| 工事種別 | 費用相場 | 工期目安 |
|---|---|---|
| 壁1枚撤去(仕上げ込み) | 10〜30万円 | 2〜4週間 |
| 構造壁への補強が必要な場合の追加費用 | +30〜80万円 | — |
| LDK拡張(和室との一体化・床/天井/壁仕上げ込み) | 50〜120万円(高グレード仕上げ・広面積の場合は150万円程度も) | 1〜2か月 |
| 水回り移動(キッチン・トイレ・浴室の位置変更) | +100〜400万円 | 2〜3か月 |
| スケルトンリノベ全体(70㎡・業界平均) | 約1,190万円(約17万円/㎡) | 3〜4か月 |
出典:ゼロリノベ「マンションリノベーション費用相場」・リホームナビ「水回り移動の費用相場」・フルリノベ「LDK拡張リノベーション事例」より
特に水回りの移動(キッチン・トイレ・浴室の位置変更)は、配管・電気工事が大規模になるため、費用が大幅に増加します。マンションでは配管勾配の確保が難しいケースもあり、移動可能な距離に物理的な制限が生じることもあります。スケルトンリノベーションと同時進行すると費用効率が上がるため、水回り移動を検討している方は一度に計画することを推奨します。
また2026年4月の資材値上げ後は、マンションフルリノベーションの費用が18〜20万円/㎡水準に上昇しています(出典:ゼロリノベ 2026年版費用データ)。早めの計画・発注が費用を抑えるポイントです。
このセクションのポイント
- 壁1枚撤去は一般的に10〜30万円、LDK拡張は50〜120万円が目安(広面積・高グレード仕上げは150万円程度も。構造補強が必要な場合は+30〜80万円)
- 水回り移動は配管・電気工事込みで+100〜400万円と費用が大きく跳ね上がる
- 2026年4月の資材値上げ後はスケルトンリノベの相場が18〜20万円/㎡水準に上昇しており、早期計画が有効
マンション管理規約申請と失敗パターン3選

マンションの間取り変更工事では、施工前に必ず管理組合への工事申請・承認取得が必要です。申請なしで工事を開始すると、管理組合から工事中止命令が下されるだけでなく、原状回復を求められるケースもあります。これを知らずに進めてしまう失敗が後を絶ちません。
間取り変更リノベーションで管理規約の申請は必要ですか?
はい、マンションの専有部における工事は管理組合への事前申請と承認が必須です。専有部(自分の部屋)の工事であっても、他の区分所有者や建物全体に影響を与える可能性があるため、管理規約によって手続きが定められています。申請書類・審査期間・騒音規制の内容はマンションごとに異なるため、まず管理会社または管理組合の理事会に問い合わせることが最初のステップです。
一般的な申請の流れは以下の通りです。
- Step1:管理組合・管理会社に工事内容の事前相談(施工開始の2〜3か月前が目安)
- Step2:「工事申請書」「工事設計図面」「施工会社の証明書類(保険・資格)」を提出
- Step3:管理組合による審査・承認(通常2〜4週間程度)
- Step4:承認後、近隣住民への工事告知・騒音規制時間の遵守のうえで施工開始
フローリングへの変更を伴う場合は、LL値・LH値(遮音等級)の制限を必ず確認してください。規定の遮音等級を満たさないフローリング材は使用できず、規約違反となります。
間取り変更リノベーションでよくある失敗パターン3選についても整理しておきましょう。
失敗パターン1 耐力壁を見落として工事後に構造補強が必要になった
耐力壁(構造壁)を撤去可能な間仕切り壁と誤認し、解体後に構造上の問題が発覚するケースです。この場合、予定外の構造補強工事(+30〜80万円)が発生するうえ、工期も大幅に延びます。事前に竣工図書(構造図)の確認と、構造設計士または一級建築士による現地調査を必ず実施しましょう。費用はかかりますが、後から発覚するよりはるかに安上がりです。
失敗パターン2 管理規約未確認で工事中止命令が出た
管理組合への申請を省略または失念したまま工事を開始し、施工途中で中止命令を受けるケースです。最悪の場合、すでに完了した工事の原状回復を求められ、費用が二重にかかります。施工会社に依頼する際は、管理規約の申請サポートまで一緒に行ってくれる会社を選ぶことが重要です。信頼できるリノベーション会社であれば、申請代行・書類作成まで対応してくれます。
失敗パターン3 水回り移動後に配管勾配が確保できずコストが膨張した
マンションでは床下の配管スペースが限られており、水回り(キッチン・浴室・トイレ)を大きく移動させると、排水に必要な配管勾配(1/100〜1/50程度)を確保できないケースがあります。対策として床を二重床(嵩上げ)にする工事が必要になり、追加費用と床高さの変化が生じます。水回り移動を計画する際は、事前に配管経路のシミュレーションを行うことが必須です(出典:リホームナビ「水回り移動の費用と注意点」)。
このセクションのポイント
- マンションの専有部工事は管理組合への事前申請・承認が必須(申請忘れは工事中止・原状回復命令のリスクあり)
- フローリング変更時はLL値・LH値(遮音等級)の規約制限を必ず事前確認する
- 水回り移動は配管勾配の確保可否を事前にシミュレーションし、必要なら二重床工事の費用も見込んでおく
まとめ
間取り変更リノベーションを成功させる最大のポイントは、「構造種別の確認→費用計画→管理規約申請→施工」の順序を守ることです。マンションならラーメン構造か壁式構造かを契約前に確認し、戸建てなら旧耐震の場合は耐震診断を先行させましょう。
費用は壁1枚撤去で一般的に10〜30万円、LDK拡張で50〜120万円(広面積・高グレード仕上げの場合は150万円程度)、水回り移動を加えると+100〜400万円が目安です。2026年4月の資材値上げ後はスケルトンリノベの相場が18〜20万円/㎡水準に上がっており、早期の計画・発注が費用抑制に効果的です。
また、マンションでは管理組合への工事申請が必須です。申請漏れで工事中止命令を受ける・耐力壁の見落としで補強費が追加発生する・水回り移動で配管勾配が確保できないなど、よくある失敗パターンを事前に把握して対策を取ることが、理想の間取りを実現する近道です。
「自分の家でどこまで間取りを変えられるのか」「費用の見通しを立てたい」という方は、ぜひビスタにご相談ください。東京都練馬区を拠点に、マンション・戸建ての間取り変更リノベーションをワンストップでサポートしています。
よくある質問
Q1. マンションで間取り変更できない壁はどれですか?
A. 建物全体の荷重を支える「耐力壁(構造壁)」は撤去できません。一方、間仕切り壁(内壁)は撤去・移動できる場合が多いです。見分けるには竣工図書(構造図)の確認と、構造設計士または一級建築士による現地調査が必要です。
Q2. 壁を撤去してLDKを広げる工事はいくらかかりますか?
A. 壁1枚の撤去(仕上げ込み)は一般的に10〜30万円、和室との一体化によるLDK拡張(床・天井・壁仕上げ統一まで含む)は50〜120万円が目安です。広い面積や高グレード仕上げを含む場合は150万円程度になることもあります。構造壁への補強が必要な場合は+30〜80万円が追加されます。
Q3. 間取り変更リノベーションで管理規約の申請は必要ですか?
A. はい、マンションの専有部における工事は管理組合への事前申請と承認が必須です。工事申請書・設計図面・施工会社の証明書類を提出し、管理組合の承認を得てから着工します。申請なしで工事を開始すると、中止命令や原状回復を求められるリスクがあります。
Q4. 戸建てとマンション、間取り変更しやすいのはどちらですか?
A. 一般的に戸建ての方が間取り変更の自由度は高いです。マンションは管理規約や構造上の制約があるためです。ただしマンションでもラーメン構造の物件であれば、間仕切り壁を自由に動かしやすく、大きなLDKを実現できます。構造種別の確認が最優先です。
Q5. 水回りを移動すると費用はどれくらい上がりますか?
A. キッチン・トイレ・浴室などの水回りを移動する場合、配管・電気工事込みで+100〜400万円の追加費用が目安です。マンションでは床下の配管スペースが限られるため、移動距離によっては二重床工事が必要になり、さらにコストが上がるケースもあります。
監修:株式会社ビスタ
東京都練馬区を拠点に、中古マンション・戸建てのフルリノベーションから水回り・断熱の部分リノベまで対応。施工実績豊富な専門スタッフが、補助金活用から物件選びまでワンストップでサポートしています。
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この記事を書いた人
代表取締役橋本 純
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リノベ会社経営10年以上|累計施工実績10000件
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