■ 本社   東京都練馬区石神井台1-10-1 VISTAビル

東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県

無料お見積り・ご相談メールでのお問い合わせ

メニューを開く

blogスタッフブログ

2024/12/15

住みながらのリフォーム工事はどこまでできる?注意点やメリットを解説

住みながらのリフォーム工事はどこまでできる?注意点やメリットを解説 画像

目次

住みながらリフォームできる工事とは?

住みながらリフォームを行う際、どのような工事が実施可能なのでしょうか。基本的に、部分的なリフォームや修繕は住居の中で行うことができますが、工事の内容によっては住まいに与える影響や不便さが変わってきます。

まず、キッチンやバスルーム、トイレなどの水まわりの部分リフォームは、多くの場合、住みながらでも実施できます。これらの工事では、例えばキッチンの設備交換や壁面のリニューアル、収納の造作などが含まれますが、施工期間中は利用できない期間が発生することもあります。特に、複数箇所を同時に工事する場合は、水の使用が一時的にできなくなることがあるため注意が必要です。

また、内装工事、例えば壁紙の張り替えや床材の交換といった軽微な工事についても、住みながら行うことができます。この場合、家の中での動線を整理して、職人が安全かつ効率的に作業できるスペースを確保することが重要です。

ただし、間取りの大幅な変更を伴うスケルトンリフォームや、家全体の配管工事などの大掛かりな工事では、一般的に仮住まいを用意する必要があります。このような工事は、家の機能に重大な影響を与えるため、事前に十分なプランニングを行うことが求められます。

住みながらリフォームを行う際には、リフォーム会社と密にコミュニケーションを取り、作業範囲や進行スケジュールをしっかり把握することが不可欠です。また、工事の内容やタイミングによっては、自宅での生活スタイルにどのような影響が出るかを考慮する必要があります。これにより、快適な生活空間を維持しつつ、新しい住まいを目指すことができるでしょう。

住みながらリフォームの注意点とお願い

住みながらリフォームを行う際には、いくつかの注意点とお願いがあります。これらを事前に理解し、準備をしておくことで、工事中のストレスを軽減し、よりスムーズに進行させることが可能となります。

まず第一に、工事を行う部屋以外に、もう一部屋の空間を確保していただくことをお願いする場合があります。リフォーム作業には資材や機材を置くスペースが必要です。そのため、リフォームを行う部屋だけではなく、作業のための十分なスペースを確保することが大変重要です。

次に、工事によっては電気や水道、ガスなどのインフラに影響を与える場合があります。例えば、電気工事の際は分電盤を移動するために一時的に電気を落とす必要があり、この時冷蔵庫の電源も切ることになります。食材の管理についても事前に調整し、特に傷みやすい食材や冷凍食品は使い切っておくことをおすすめします。

さらに、工事中は騒音が発生することが避けられません。特に大型の工具を使う際には、かなり大きな音が出るため、集中して作業をする必要がある方や、小さなお子様、高齢者、およびペットに対する配慮が求められます。ペットは特にストレスを感じやすいため、工事中は別の部屋に避難させることを検討してください。

加えて、工程や作業内容についての連絡を円滑に進めるため、工事前に連絡ノートを用意するのも良いでしょう。職人さんが入るタイミングや、施主側の特に注意してほしい点などを記録し、常に情報を共有することで、円滑なコミュニケーションが可能になります。

最後に、リフォーム中自宅で過ごすことには様々な不便が伴いますが、家族全員で協力しながら工事を進めていく姿勢が大切です。リフォームはチームプレーとも言える工程ですので、互いに助け合い、温かい気持ちで更新された住まいを楽しみに待ちましょう。

リフォーム工事中の音について

リフォーム工事を行う際、特に気になるのが音の問題です。工事の内容に応じて発生する音の大きさや種類はさまざまであり、居住空間で過ごす際には大きなストレス要因となることがあります。ここでは、リフォーム中に出る主な音と、その対策についてご紹介します。

一般的に、リフォーム工事中に多くの音が発生するのは、さまざまな工具や機材を使用するためです。例えば、コンプレッサーの音は、騒がしい街中で聞く程度の騒音レベルです。さらに、丸ノコによる木材の切断音や、インパクトドライバーを使ったビス打ちの音も発生します。中でも、解体時に使用する機材の音は特に大きく、非常に耳障りに感じることが多いです。

これらの音は作業中に常に発生しているわけではありませんが、特に厳しい音が出る作業が行われる時間帯が予想される場合には、事前にリフォーム会社とスケジュールを調整することが重要です。音の影響を少しでも軽減するために、可能であれば音が大きい作業を行う時間帯を知らせてもらう、もしくは外出の予定を立てておくと良いでしょう。

また、リフォーム工事中の音に対処するためには、いくつかの工夫が考えられます。例えば、自宅でテレワークを行っている方は、特にオンライン会議がある場合などは音が気になるかもしれません。そのため、会議の時間帯に合わせて外出するか、他の部屋に移動するなどの対応を検討すると良いでしょう。

このようにリフォーム工事中は工事の音が気になることがありますが、計画的な行動や工夫によって快適に過ごすことができるでしょう。工事による変化を楽しみにしつつ、進捗を見守る姿勢が、お互いのストレスを軽減する秘訣です。

住みながらリフォームのメリットとデメリット

住みながらリフォームを行う際、費用やプランによってさまざまなメリットやデメリットがあります。どちらの側面も理解しておくことで、自身の生活スタイルに適した選択をすることが可能になります。ここでは、住みながらリフォームを行うことによる主なメリットとデメリットを詳しく解説します。

まず、メリットとして挙げられるのは、費用の削減です。仮住まいを用意する場合、家賃や引っ越しにかかる費用が発生することがありますが、住みながら工事を行うことでそのコストを回避できます。次に、手間の軽減です。仮住まいを探す手間や、転居の際の手続きや引っ越し作業を省略できるため、非常に便利です。

さらに、工事の進捗をリアルタイムで確認できるという点も大きなメリットです。施工が進む様子を自宅で観察できるため、工事内容に対する感想やアイデアをその場でフィードバックすることができます。このことから、施主側と職人側とのコミュニケーションが取りやすくなり、より良い住まいづくりが進められるのです。

一方、住みながらリフォームにはデメリットもあるため注意が必要です。最大のデメリットは、行動範囲の制限です。リフォームを行う部屋だけでなく、周辺のスペースも一時的に使えなくなることがあり、思った以上に居住空間が狭まってしまうことが多いです。また、人の出入りが頻繁になることも注意が必要です。工事で職人が出入りするため、通常の生活スタイルが一時的に変わり、ストレスを感じることもあるでしょう。

さらに、音や匂い、ホコリなどの影響も無視できません。特に敏感な方にとっては、リフォーム中に出る騒音や化学物質の影響が身体に与える影響に配慮が必要です。生活環境が一時的に変わることで、アレルギーのある方や小さなお子様、高齢者、ペットにとっては少なからず苦痛となる可能性があります。

また、リフォームには追加費用が発生する場合もあります。たとえば、養生や作業スペースの確保、職人の手配などが必要になるため、作業効率が落ちることで費用が上がることがあります。このような注意点から、事前に充分なプランニングと予算管理を行うことが非常に重要です。

結論として、住みながらリフォームはメリットとデメリットがあるため、自分自身のライフスタイルや条件に応じて慎重に判断することが求められます。快適な住まいを手に入れるために、ぜひご自分の状況に合った最適なプランを検討してみてください。

住みながらリフォームの実例紹介

住みながらリフォームを行うと、どのような仕上がりや効果が得られるのか具体的な実例を通してご紹介します。実際の事例を参考にすれば、リフォームのイメージが湧きやすく、自身の住まいにどのように適用できるか考える手助けとなるでしょう。

まず一例目は、キッチンのリフォームです。

あるご家族では、老朽化したキッチンの設備を新しいものに交換し、使い勝手を大幅に向上させることを目指しました。工事中は、家族が外食や電子レンジを使用することで不便を乗り切り、職人のスケジュールに合わせて工事を実施しました。最終的には、モダンなデザインと収納を兼ね備えた快適なキッチンが完成し、家族全員が使いやすい空間を持つことができました。

次にご紹介するのは、バスルームのリノベーションの実例です。

こちらの家庭では、古くなった浴室を改装する際に、断熱効果の高いタカラスタンダード製のユニットバスを採用しました。工事中は数日間水道が使えない状態が続きましたが、近くの銭湯を利用するなど、工夫を凝らしてその間を乗り越えました。新しいバスルームが完成した際には、家族全員がゆったりとリラックスできる空間で快適なバスタイムを楽しむことができるようになりました。

さらに、リビングルームの内装リフォームも実施された事例があります。

こちらの事例では、家族団らんの場所であるリビングのインテリアを全面的に刷新したいと考えていました。工事を行う際には、なるべく音が出ない時間帯に作業を進めてもらうように配慮し、家族が集まる時間帯や平日午後に外出するなど、工事を通じてコミュニケーションをしっかり行いました。完成後は、広々とした明るい空間に生まれ変わり、家族の絆を深める場として機能しています。

これらの実例からわかるように、住みながらリフォームを行うことで、家族の生活の中で不足を感じていた部分を補い、快適さを向上させることが可能です。そして、しっかりとした計画と職人との連携を図れば、工事の負担を軽減することもできます。

住みながらのリフォームは、工夫と協力によって、より良い住まいを実現する素晴らしい方法と言えるでしょう。リフォームを検討している方は、これらの実例を参考に、ぜひ自身の理想の住まい作りを進めてみてください。

プロフィール

[著者]

橋本純/代表取締役

建築士・宅建士が所属する株式会社ビスタの代表。

物件探しから設計・施工、インテリアまでをワンストップで手掛ける中古不動産とリノベーションの専門家。

家の買い方セミナー家の買い方セミナー

LINEを使って簡単にお問い合わせができます!LINEを使って簡単にお問い合わせができます!