2024/07/25
【◯◯はやっちゃダメ】リフォームで失敗しない壁紙の選び方
壁紙はどう決めていくべき!?選び方をプロが解説
(橋本)
リノベーションを人生最高の体験に!
こんにちは、ビスタの橋本です。
(まゆか)
橋本さん、今日は壁紙についてお聞きしたいんですけど、何を基準に決めていったらいいとかありますか?
(橋本)
ありますね〜。
壁紙選びってお客様の大半が悩まれる部分なんですよ。
(まゆか)
あっ、やっぱりそうなんですね。
(橋本)
リノベーションだといろんな仕様が決まって、壁紙が1番最後に決めるぐらいの仕様なんですよね。
仕様決めの最後の最後でなかなか決まらないということがよくあります。
なぜかというと壁紙には種類が本当にたくさんあるから。
その辺もご紹介しながら壁紙の選び方について説明していければと思います。
壁紙の種類とメーカーについて
(橋本)
壁紙にはメーカーと種類が色々ありまして、有名なところで言うとサンゲツ・ルノン・リリカラ・シンコール・・・聞いたことある?
(まゆか)
ないです!
サンゲツだけ知ってます笑
(橋本)
まあそうですよね。
そんなに一般的に認知があるメーカーさんばかりではないかもしれないです。
さらに壁紙自体の種類を大別すると、量産品と1000番台というものに分かれます。
1000番台?なにそれ?って感じだと思いますが、要するにこれはハイグレードタイプの壁紙になります。
昔からの慣習で1000番台クロスという呼び方をする会社さんが多いんですよ。
要するにメーカーの種類がいくつかあって、さらに壁紙の種類そのものにも並のものと上級のものがあるといった具合になります。
そして上級の方が種類がたくさんあるんだよね。
普通の壁紙は大体白だと思うんだけど、1000番台壁紙の方にはたくさん種類がある。
印刷の質も当然ながら1000番台の方が高いです。
木目やストライプの柄モノであったり、色もバリエーションが豊かになってます。
何を基準に決めていったらいいのか?
(橋本)
何を基準に決めていったらいいのかという話なんだけど、これちょっと新築とかリフォームで話が変わってきます。
(まゆか)
そうなんですね??
(橋本)
はい、なぜかというとリフォームの場合元々の下地(石膏ボード)をそのまま再利用することがあるからなんですね。
元々の下地を使う、つまり古い壁紙を剥がして張り替える場合には石膏ボード自体が劣化して表面がボコボコしていたりするんですよ。
そうするとあまり薄い壁紙だとボコボコした下地を拾いやすくなってしまうんですね。
なので張り替えの場合には厚手の壁紙を選んだ方が下地を拾いにくくなります。
メーカーさんがリフォーム推奨用などのカタログを作ってあることが多いので、できればそちらのカタログからお選びいただいた方が無難かと思います。
(まゆか)
さっき壁紙を決めるのは最後になるって仰ってましたけど、これはなぜですか?
(橋本)
それ以外に決める部分が全体としては重要だからですね。
リノベーションだとキッチンを決めたりお風呂を決めたり、そもそも間取りを決めたり。
その他にも建具や床材なんかも決めなくちゃいけないので。
(まゆか)
中々ボリューミーですね。
(橋本)
そうなんですよ。
なので設計側からすると壁紙は最後の砦みたいな感じです(笑)
本当にどうしても決められないってお客様に関しては着工してから決めてもらう場合もあります。
(まゆか)
それでもいいんですか!?
(橋本)
こちらとしてはあまりは良くないです(笑)
施工から早く決めてくれって急かされちゃうんでね。
うちだとまだCGパースを作りながらリアルタイムでお客様と打ち合せしていくので、結構スパッと決めてもらえることが多いです。
そもそもパースソフトを持っていない会社さんも多いので、そうするとお客様がなかなかイメージ湧かない。
サンプルもすごいちっちゃいんで、これがリビングでこれが洗面室で・・・なんてやっていくと、ほぼ組み合わせが無限にあるもんだからすごい悩んじゃいますよね。
壁紙選びは本当に打ち合わせの最後の難所という感じです。
よくある失敗
壁紙選びでよくありがちなミスとしては、いろんな色を配置してしまうことですね。
トイレのこことここはこの色で、リビングのこことここは・・・ていう風にご希望を聞くことがあるんですけど、これはほぼ失敗します。
なぜかと言うと、お部屋って壁紙貼って終わりじゃなくてその後に家具が入るんですね。
だからその家具との色の組み合わせがすごく重要。
それをうっかり忘れていろんな色の壁紙貼っちゃうとキテレツなお部屋になっちゃうんで(笑)
基本となるベースクロスはやっぱり白がおすすめなんだけど、単色だったら別の色でもいいのかなと思います。
最近の流行
特に最近流行ってるのはグレージュ。
壁から床や建具まで全部グレージュに統一したお部屋なんかも流行ってますね。
いわゆるジャパンディ風。
(まゆか)
ジャパンディってなんですか?
(橋本)
ジャパンディっていうのは日本(Japan)と北欧(Scandinavian)を掛け合わせた造語なんだけど、北欧デザインの派生系で、欧米を中心に大流行しているインテリアデザイン。
さっき家具との組み合わせが大事だよっていうお話をしたんですけど、ただやっぱりそれでも真っ白だとちょっと寂しかったりもするので、柄とかストライプとかを入れたい場合にはリビングの壁一面だけとか、天井だけ入れると目立ちすぎずに良い感じになると思います。
壁紙を貼り替える費用はどれくらいかかるの?
(まゆか)
ちなみに壁紙を張り替える費用ってどれぐらいかかりますか?
(橋本)
これもさっきの量産壁紙なのか1000番台(ハイグレード壁紙)なのかでちょっと費用が変わってくるんだけど、一般的に量産の壁紙であれば大体1平方メートルあたり1200円〜1500円くらいですね。
あくまで東京近郊の単価になっちゃうけど。
実は壁紙の張り替え面積って床の広さから大体拾い出すことができます。
(まゆか)
そうなんですか!?
(橋本)
はい、床平米×3.5くらいで大体の張り替え面積が出せます。
当然お家の構造とか窓の数とかでは変わってくるんだけど、およそそのくらいになります。
なので例えば床平米が50平米としましょう。
そうすると張り替え面積がおよそ175平米なので、1200円×175平米で大体税抜きで21万円ぐらいになるかなっていう感じです。
1000番台の壁紙だと1.5倍くらいになるイメージです。
壁紙の種類にはどんなものがあるの?
(橋本)
基本は織物調と石目調ですね。
あとは色味や柄のついたもの、木目やストライプ、タイル調やパターン。
他にも細かく言うといろんな種類があって、調湿性能を持っている壁紙なんかもあります。
トイレや洗面室などの水まわりであれば撥水効果のある壁紙をお選びいただくことも多いです。
あとはペットを飼ってる方だと消臭効果や傷がつきにくい丈夫なタイプが好まれますね。
どこのメーカーでもペット用の壁紙セレクションがあると思います。
1000番台になるので少しだけ値がはりますけどね。
特にこだわりがない方は量産壁紙も決して悪いものではないので、その中から選ぶのが良いかと思います。
最近は量産壁紙でも色味や柄のバリエーションという点では決して1000番台に劣らないと思いますので。
まとめ
今回のまとめとしましては、
壁紙はメーカーの種類、大別して2つの品質の種類がある。
張り替えの場合には厚手の壁紙を選びましょう。
壁紙の色は家具との組み合わせが大切。
壁紙の張り替え費用は床面積から拾い出すことができる。
以上でございます。
ビスタでは中古+リノベーションで「日本の住まいと暮らしをリデザインする」というミッションを掲げています。
中古購入とリフォーム・リノベーションのお役立ち情報を発信していますので、是非SNSへのご登録をお願いいたします。
購入相談やプランニングのご相談に関しましては問い合わせフォームやLINEからお申し込みいただけます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スタッフブログ