2026/04/21
水回りリノベーション費用相場|浴室・洗面・トイレ
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「浴室も洗面台もトイレも、全部古くなってきた……でも一度にやったら費用が心配」と感じていませんか?築15〜25年の中古マンションや戸建てをご購入された方にとって、水回りのリノベーションは最初の大きな決断のひとつです。どこから手をつければよいか、費用はどのくらいかかるのかが分からず、なかなか一歩が踏み出せない方も多くいらっしゃいます。
実は、水回りの工事はまとめて発注するほど割安になります。個別に依頼した場合と比べて15〜25%のコスト削減が期待でき、工事期間中の生活への影響も最小限に抑えられます。さらに2026年現在は「給湯省エネ補助金」を活用することで、高効率給湯器への交換費用を最大17万円補助してもらえる好機でもあります。
この記事では、浴室・洗面台・トイレそれぞれの費用相場と工期、同時リノベーションのメリット、補助金の活用法、そしてマンション特有の注意点を実践的にお伝えします。
箇所別の費用相場と工期
浴室リノベーションの費用相場
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水回りリノベーションのなかで最も費用がかかるのが浴室です。マンションにおけるユニットバス交換(1616サイズ)の費用相場は80〜150万円台が主流で、全体では約60〜200万円の幅があります。(出典:SUUMO リフォームタイムズ「マンションのお風呂・浴室リフォームの費用相場」2025年)
費用の幅が大きい理由は、採用するユニットバスのグレードと既存の工法によります。近年はTOTOひろがるWYシリーズなど高機能ユニットバスの採用が増えており、白×木目のナチュラルインテリアやホテルライクなデザインが人気です。一方、在来工法(タイル張り)からユニットバスへの変更工事は解体・防水処理が加わるため100〜200万円になるケースも珍しくありません。
工期は一般的に3〜5日です。この期間は入浴ができないため、近隣の銭湯やスーパー銭湯の利用、またはご親族宅への一時滞在などを事前に検討しておきましょう。
洗面台リノベーションの費用相場
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洗面台の交換は水回り3点のなかで比較的手頃な箇所です。本体+工事費の相場は20〜50万円が一般的とされています。(出典:リノベる。ジャーナル「水回りリフォームの費用相場は?注意点や費用を抑えるポイントを紹介」2025年)
鏡・収納・クロスを含む内装工事込みの場合は上限が50万円を超えることもあります。近年は造作洗面台を選ぶ施主も増えており、オリジナリティと収納性の高さが魅力ですが、職人の手間がかかるため費用は高くなります。工期は既製品への交換なら1〜2日、造作洗面台の場合は3〜5日程度を見込んでください。
トイレリノベーションの費用相場
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トイレリノベーションは水回り3点のなかで最も工期が短く、費用も比較的抑えられます。ウォシュレット付きトイレ本体+内装工事費の相場は15〜30万円が目安です。タンクレストイレ+床・壁リフォームを含めた場合は〜60万円、デザイン性を重視した場合は100万円を超えるケースもあります。(出典:SUUMO リフォームタイムズ「リフォームの費用相場は?キッチン・風呂・トイレ・外壁など部位別」2025年)
最近はスマートトイレ(タンクレス・自動開閉蓋・自動洗浄)の人気が上昇しており、節水性能も高いため長期的なランニングコストの低減にもつながります。工期は1〜3日が目安です。
水回り3点同時リノベーションのコストメリット
個別発注との費用比較
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浴室・洗面台・トイレをそれぞれ別の業者・別のタイミングで発注した場合と、まとめて1社に依頼した場合では、費用に大きな差が生まれます。同時発注による削減効果は15〜25%と言われています。(出典:水回りのマンションリノベーションを徹底解説 三井のリフォーム 2025年)
具体的なコスト削減要因は3つあります。まず設備の仕入れ値低減で、複数の設備を一括発注することでメーカーや問屋からの仕入れ価格が下がります。次に職人の人件費・養生費の削減で、水回りの職人が同じタイミングで現場に入ることで移動費や段取り費が重複しません。3つ目が工期の短縮で、養生シートや仮設材の敷設・撤去も1回で済むため全体の工事日数が圧縮されます。
浴室150万円+洗面台40万円+トイレ25万円の合計215万円の工事を同時発注した場合、15〜25%削減で約32〜54万円の節約が期待できます。この差は決して小さくありません。浴室+トイレのセットリフォーム相場は75〜185万円とされており、採用設備のグレードにより変動します。(出典:リフォームガイド「風呂・トイレはまとめてリフォームがお得!費用相場や費用を抑える方法を解説」2025年)
給湯省エネ2026補助金との組み合わせ
水回りリノベーションのタイミングに合わせて給湯器を高効率タイプに交換すると、国の補助金「給湯省エネ2026事業」を活用できます。補助額の上限はエコキュートが最大10万円、ハイブリッド給湯器が最大14万円、エネファームが最大17万円です。(出典:給湯省エネ2026事業【公式】2026年)
対象となるのは2025年11月28日以降に着手した給湯器交換工事で、申請は施工会社などの登録事業者が行うため施主本人の手続きは不要です。交付申請の受付は2026年3月31日に開始しており、リフォーム一括申請は2026年5月下旬から受付開始の予定です。ただし予算上限に達し次第終了となるため、早期に対応することが重要です。(出典:資源エネルギー庁「給湯省エネ2026事業について」2026年)
マンション特有の注意点
管理規約と排水制約の確認
マンションで水回りリノベーションを行う際に見落としがちなのが、管理規約への確認です。多くのマンションでは、着工前に管理組合への工事申請・承認が必要で、承認まで数週間から1ヶ月かかるケースもあります。業者との契約を先に進めてしまうと、着工が大幅に遅れることがあるため注意が必要です。
また、マンションの構造上の制約として排水位置の変更が不可な場合があります。床スラブ下配管のマンションでは、浴室・洗面・トイレの位置移動が構造上困難なことが多く、リノベーションの自由度が制限されます。事前に管理規約と設計図書(竣工図)を確認し、担当業者と相談してから計画を立てましょう。
給排水管の更新と工事中の生活への備え
築15〜25年の物件では、水回りの設備だけでなく給排水管の老朽化も懸念されます。水回りリノベーションのタイミングで、塩ビ管(VP管)への更新を同時に検討することをおすすめします。配管の更新は単体で発注すると工事費がかさみますが、水回り工事と同時に行うことでトータルコストを抑えられ、将来の漏水リスクも大きく低減できます。
工事期間中の生活については、浴室工事中(3〜5日)は入浴手段を別途確保する必要があります。トイレ工事中(1〜3日)は仮設トイレの設置または近隣施設の利用が必要です。工事業者と事前にスケジュールをすり合わせ、生活への影響が最小限になるよう段取りを整えましょう。
まとめ
水回りリノベーションは、浴室・洗面台・トイレをまとめて発注するほど費用対効果が高まります。個別発注と比べて15〜25%のコスト削減が期待でき、工事期間中の生活負担も軽減されます。費用の目安は浴室80〜150万円、洗面台20〜50万円、トイレ15〜30万円で、同時発注の割引を加味するとトータル165〜230万円前後が現実的な相場感です。
さらに、給湯省エネ2026補助金を組み合わせることで給湯器交換費用を最大17万円補助してもらえます。補助金は予算上限に達し次第終了のため、リノベーションを検討している方は早めに動き出すことが重要です。マンションにお住まいの方は、着工前の管理組合への申請・承認が必須です。管理規約や排水位置の制約についても早めに確認しておきましょう。
「まず管理規約を確認する」「信頼できる施工会社に3点まとめて相談する」という2ステップから、ぜひ今日の一歩を踏み出してみてください。古くなった水回りを一新することで、毎日の暮らしの快適さが大きく変わります。
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