2022/03/11
リノベーションで失敗ってあるの?成功させるために絶対にやるべきこと
これからリノベーションを検討する場合、どうしても気になることがあるはずです。
それは、リノベーションで失敗しないか後悔しないか、という点ではないでしょうか。
リノベーションは高価な買い物のため、失敗した場合、一生後悔することにもなりかねません。
そこで今回は、リノベーションの失敗や成功させるためにやるべきことをお話ししますので参考にしてみてください。
リノベーションで失敗するのはなぜ?よくあるパターン
今しか見ていなくて失敗する
予算設定を間違えて失敗する
よくない中古物件を購入して失敗する
リノベーション業者の選びかたで失敗する
完成時とイメージが違い失敗する
リノベーションで失敗ではなく成功させるためにやるべきこと
予算をしっかり決める
妥協しすぎない
物件購入前にリノベーションを考える
業者選びを間違えない
リノベーションではできないことを知っておく
リノベーションの失敗のまとめ
リノベーションで失敗するのはなぜ?よくあるパターン
今しか見ていなくて失敗する
リノベーションを検討する場合、ほとんどのケースで、内装をオシャレにしたい、今以上に住みやすい空間にしたいと考えるものです。
たしかに、それは間違いではありませんが、もしかしたら今のことしか考えていない可能性があります。
なぜなら、住みはじめてから5年後、10年後と経過すると環境が大きく変わっている可能性があるからです。
もちろんご家庭にもよりますが、子どもが増える、もしくは独立することもそうですし、二世帯住宅、だれかに貸しだす、売却するなども考えられます。
リノベーションそのものは大規模な工事ですし、費用も高額になってしまうわけですから、施工が完了してしまうと後戻りはできなくなってしまいます。
今ふたりしかいないから、それに合わせてリノベーションをしよう、と考えてしまうとあとあと失敗したなと感じてしまいます。
また、リノベーションの打ち合わせなどでテンションが上がってしまい、必要のないものまでをつけてしまった結果、あとで失敗したなと感じることもあります。
予算設定を間違えて失敗する
リノベーションでは予算がとても大切です。
無限に予算があればいいですが、すべての人はそうもいきません。
限られた予算のなかで、いかにして理想的な住まいにするべきなのかを考えるというわけです。
しかし、良い住まいにしたいという気持ちが高まり、予算をオーバーしてしまうことも少なくありません。
これくらいなら大丈夫だろう、と思っていても、支払いが長いこと続くことを考えれば危険でしかありません。
とくに、将来に待っているであろう老後資金を考慮した予算を組み立てないと、収入が下がった時に支払いが重くのしかかってしまいます。
よくない中古物件を購入して失敗する
これから中古物件を購入後に、リノベーションを検討している人は多い傾向にあります。
しかし、すべての中古物件が良質なわけではありません。
中古と名前がつく以上、ある程度の年数が経過しているはずですし、何らかの構造的な不具合も考えられます。
とくに、耐震基準を満たしていないものや耐久性に劣る中古物件には注意しなければなりません。
安いから買ってしまおう、と思っていても、その物件がそもそもリノベーションができない可能性もありますし、修繕費で痛い目をみることも考えなければなりません。
リノベーション業者の選びかたで失敗する
どんなに素晴らしいリノベーションのイメージがあっても、それを施工する業者が悪ければ意味がありません。
リノベーション業者といっても、経験や提案不足、技術力不足により理想の住まいが実現できない可能性があります。
とくに中古物件を購入するところからはじめる場合は不動産業者に、設計は設計士、施工は施工会社や職人にお願いをしなければなりません。
ですから、できる限りすべてをサポートしてくれるようなリノベーション業者にお願いをするべきだと言えます。
完成時とイメージが違い失敗する
どんなサービスでも商品でもそうですが、使ってみてイメージと違った、なんて経験はあるはずです。
それが安価なものであればいいですが、リノベーションはそうもいきません。
打ち合わせ段階ではかなり良い感じだったのに、ふたを開けてみればぜんぜん違った、なんてことになると後悔でしかありません。
もしかしたら、それはすべて業者に任せっぱなしになっているからかもしれません。
リノベーションは長い期間を経て完成するものですから、途中でしっかりイメージ通りに進んでいるのかを確認するべきです。
リノベーションを失敗ではなく成功させるためにやるべきこと
せっかく、理想の住まいを実現したいわけですから失敗はしたくはありません。
では、どのようなことに意識をすれば成功するのでしょうか。
予算をしっかり決める
マイホームは、これから何十年と過ごす場所のため、はりきって物件を購入する場合があります。
しかし、物件に費用をかけすぎた結果、リノベーションができなくなることを考えなければなりません。
中古物件を購入してからリノベーションを検討すると予算に合わないケースがあるため、あらかじめ工事の見積りをとっておきどれくらいの費用になるのかを知っておきましょう。
中古を買ってリノベーションでは、購入時に限り、住宅ローンにリフォームローンを組み込むことができます。
月々の支払いにすると数万円程度変わってきますので、購入前であればリフォームセットローンを利用することをおすすめします。
関連記事:セットローンとは?リフォームローンと月々の支払いを比較シミュレーション
妥協しすぎない
中古物件の購入に、予算以上の費用をかけてしまうのは危険ですが、逆に妥協しすぎてしまうのもよくありません。
なぜなら物件を購入すれば、この先長いことそこに住み続けるからです。
お金をかけたくないからと考え立地に妥協した結果、通勤や生活の利便性が悪かったなんてことが考えられます。
リノベーションでも同様に、本当は採用したかった住宅設備などを断念してしまうと、後々になってやっぱり付けておけば良かったともなりかねません。
ですから、予算内で何を優先するべきなのかをしっかり考えるようにしましょう。
もし優先順位を立てることが難しければ、プロの意見を聞いてみることで解決の糸口が見つかるかもしれません。
物件購入前にリノベーションを考える
すべての中古物件が理想のリノベーションを叶えられるわけではありません。
建物の状態によっては、理想のリノベーションができない可能性があるため、先に物件を決めてしまうのはおすすめしません。
仮に、中古物件を購入してその後リノベーションの相談をした場合、もしかしたら思うような施工は難しいと言われてしまうかもしれません。
つまり、中古物件を最小限の改修をして住むか、売却をするかなどの選択肢になってしまいます。
また、マンションなどでも構造上理想のリノベーションが難しいことがありますので注意しなければなりません。
ですから、中古物件を購入した後ではなく、購入する前にリノベーションも一緒に考えるべきだと言えます。
物件購入とリノベーションをワンストップで計画してくれる業者であれば、どちらも同時進行することができるので、購入前であればこちらの方法がおすすめです。
業者選びを間違えない
どんなに素晴らしいプランがあったとしても、業者選びを間違えるとすべてが台無しとなります。
なぜなら、プロの業者であっても必ず希望を叶えてくれるわけではないからです。
たとえば、デザイナーとの意見が合わないために、イメージ通りの提案をしてくれない場合があります。
また、理想通りの住まいになったのはいいものの、はやい段階で住まいに不具合が発生することも考えられます。
ですから、知名度がある業者だから安心ということではなく、理想通りの住まいを提供してくれるのか、保証の有無はどうなっているのかを確認しておくことが重要です。
良いリノベーション業者の見分け方としては、施工事例が豊富であることやブログなどで情報発信をしっかり行っているかなど、多面的に判断するのが有効です。
また保有資格や建設業許可の有無・工事賠償責任保険などに加入しているかも必ず確認するようにしましょう。
建設業許可を保有していない工事業者の場合、そもそも500万円以上のリノベーション工事を請け負うのは建設業法違反にあたります。
リノベーションですべてが叶うわけではない
戸建てのリノベーションであれば、建物の基礎や構造体を残して改修を行いますが、場合によってはそれができない可能性があります。
あまりに古すぎる物件だと解体の際に倒壊の恐れがあったり、リノベーションよりも建て替えてしまう方が費用的に安くなるケースがあります。
また構造上抜くことのできない柱などによっては、理想の間取りが叶えられないこともあります。
マンションの場合であっても、管理規約や構造上の問題で理想とするリノベーションができないこともあります。
ですから、住まいの状況によっては希望のリノベーションができない場合があるため、事前に専門業者などに確認してもらいましょう。
リノベーションの失敗のまとめ
リノベーションを検討しているということは、住まいに何らかの理想を持っているはずです。
しかし、場合によってはリノベーションをして失敗したなと感じてしまうことがあるため、事前にしっかり計画を立てておくことが重要です。
特に予算やリノベーションのイメージは具体的に決めておきましょう。
中古物件を先に購入するのではなく、事前に計画をたて業者にも相談をしておけば、失敗のない理想の住まいが実現できることでしょう。
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